第4章 精選の内容を一部紹介
コーヒーインストラクター1級問題集の第4章は43問
コーヒーインストラクター1級問題集の第4章は、コーヒーインストラクター1級教本の「精選」に関する43問からなる内容になっています。
精選の章では、コーヒーチェリーから種子を取り出して生豆に加工する複数の精選工程を学びます。非水洗式、水洗式、パルプドナチュラル、スマトラ式といった精選の工程は、国や地域によって異なります。また、精製方法の違いでコーヒーの風味にも影響するためとても興味深い内容でもあります。
コーヒーの精選方法1〜非水洗式〜
非水洗式による精選は、ブラジルやエチオピア、イエメン、インドネシアなどで行われています。
水を使わない方法で、粗選別後、コーヒーチェリーをそのまま乾燥させ、果肉とパーチメントを一度に除去するというシンプルな精選方法です。
工程がシンプルで非水洗式特有の風味が得られるというメリットがある一方で、天日干しの場合は天候に左右されたり、コーヒーチェリーごと乾燥するため、乾燥に時間がかかるというデメリットがあります。
また、乾燥した後に、未成熟豆と完熟豆の区別がつきづらくなるため、選別工程での作業が煩雑になることもデメリットと考えられます。
コーヒーの精選方法2〜水洗式〜
水洗式とは、コーヒーチェリーを水洗いすることで種子のみを取り出す方法です。
中南米、カリブ海諸国、アジア、アフリカなど世界で幅広く行われている精選方法で、果肉とパーチメントの除去が別々に行われます。
水洗式では、パルパーと呼ばれる果肉除去機で、完熟果実と未成熟果実に分けられるため、工程の初期段階で選別されることがメリットの一つです。
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