第11章 粉砕機の構造の内容を一部紹介

コーヒーインストラクター1級問題集の第11章は22問

コーヒーインストラクター1級問題集の第11章は、コーヒーインストラクター1級教本の「粉砕機の構造」に関する22問からなる内容になっています。

この章ではロールグラインダーやフラットカッター、コニカルカッター、ブレードグラインダーの4つの粉砕機の構造や特徴の違いについて学びます。

粉砕機の構造

粉砕機は、構造的な特徴から、はロールグラインダーやフラットカッター、コニカルカッター、ブレードグラインダーの4つに分類されます。

ロールグラインダーは、粒度の均一性が高く粉砕速度が速いという点が他の粉砕機に比べ優れています。また摩擦熱の発生が少ないことから工業用として使われています。

ブレードグラインダーは、回転する羽根の打撃で粉砕を行うのが特徴で、電動式ミルの中では一番安価である一方、粉砕の安定性に欠け微分が多いというデメリットがあります。

粒度分布

粒度分布とは挽いた粉をふるいにかけて、形状ごとに重さの割合を示した表のことを言います。簡単に言いますと、コーヒー粉末の散らばり度合いのことです。

粉末の粒度は、一般的に極細挽き、細挽き、中細挽き、中挽き、粗挽きの五段階の範囲で、分布範囲が狭くピークがシャープなものほど均一性が高くなります。

ロールグラインダーは、粉砕機の中で最も均一性が高い一方で、ブレードグラインダーは最も均一性が低いというのが特徴です。

粒度分布の均一性が低い場合、粗大粒子が抽出不足の原因となり、微粉が過抽出や目詰まりの原因となります。

また、ミルが同じであっても豆の焙煎度や粉砕速度の影響を受けるために粒度分布が同じになるとは限らない点を理解しておきましょう。

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