第1章　世界のコーヒー生産国〜生豆ができるまでの内容を一部紹介

コーヒーインストラクター2級問題集の第1章は28問

コーヒーインストラクター2級問題集の第1章は、コーヒーインストラクター2級教本の「世界のコーヒー生産国」から「生豆ができるまで」に関する28問からなる内容になっています。この章では、コーヒーが生産されているエリアの気候やコーヒーの品種、生産国ごとの生産量などについて学びます。さらに、生豆ができるまでの一連の工程や生産エリアごとに異なる精選方法についても学習します。

世界のコーヒー生産国

コーヒーには、アラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種という3大品種があります。全生産量の比率は、アラビカ種が約60%程度を占め、カネフォラ種が約40%程度を占めているため、リベリカ種は1%程度と極めて希少な種といわれています。

市場に流通している品種の大半は、アラビカ種、カネフォラ種になるため、商業上重要なこの２つの品種について深く学習していくことになります。

国や地域によって栽培している品種が異なっていますが、いずれもコーヒーベルトと呼ばれる南北約25度の地帯で栽培されています。

各生産国では、それぞれコーヒーの収穫期がありますが、赤道に近い産地では雨季と乾季の区別がないという特徴がある一方で、赤道から離れた産地では雨季と乾季が明確に分かれているという特徴があります。そのため、赤道に近い産地では収穫期がほぼ通年に渡ることがある一方で、赤道から離れた産地では収穫期が偏ることが多いという違いをおさえておきましょう。

生豆ができるまで

私たちが普段飲んでいるコーヒーは、生豆を焙煎し抽出したものになります。その生豆ができるまでの工程は、一般的に栽培、収穫、精選、選別という一連のフローで流通します。

各生産国ごとに生産事情も様々で庭先で作られることもあれば、大規模農園で生産されていたりします。

収穫方法もひと粒ずつ摘む方法や機械で収穫したりと生産国や地域で異なります。

精選は、非水洗式や水洗式、パルプドナチュラル、スマトラ式などの代表的な4つの方法に大別されます。

この章では主に、この精選方式の基本的な手順や最終乾燥状態（果実、生豆など）、採用している生産国などを正しく理解しておきましょう。

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